【営業DX】SalesforceのAPI連携11種を解説!主要ツールとの連携も解説

■Contents
Salesforceで顧客情報や顧客との関係性を管理する際に、他のツールと連携することでより効果を得られる場合があります。外部ツールとの連携をするときに重要となるのが、SalesforceのAPIです。
本記事ではAPIの基礎知識から、Salesforceで利用できるAPIを11種類紹介します。主要ツールとの連携についても解説するので最後まで読み進めてください。
APIとは?
APIは、Application Programming Interfaceの頭文字をとったもので、ソフトウェアやプログラム、Webサービスとの間をつなぐインターフェースのことです。
ユーザーがサービスを利用するときには、APIの存在を意識することはほとんどありません。しかし、実際には多くの場面でAPIは利用されています。
APIの具体的な活用例としては、「Google MapsのAPIを利用してWebサイトに最新のマップを表示」「マップを活用した新しいアプリを開発」「アプリからの数値データを取り込み」などが挙げられます。
APIを利用するメリット

API連携のメリットとして、次の4つが挙げられます。
- 開発の効率化
- 開発コストの削減
- セキュリティの向上
- 顧客満足度の向上
一つずつ解説します。
開発の効率化
APIを利用することで、サービスを1から開発する必要がなくなるので、開発の効率化を期待できます。例えば、銀行の残高を取得して家計簿を作る時などに、銀行の残高取得をAPIを通じて行えば、他の開発に時間を割く事ができます。
開発コストの削減
Webアプリケーションの開発には、完成まで費用と時間がかかります。サービスをリリースした後も、バグやエラーが出たときには追加の対応が必要です。このコストは、Webアプリケーションが複雑になればなるほどコストが高くなります。
しかし、APIを利用すれば、自社で開発する必要がないのでバグやエラーなどの対応からも解放されます。結果的に開発時間や費用を削減する事ができるのです。
セキュリティの向上
自社の開発したWebアプリケーションに、会員登録やログイン機能を開発しようと考えたとき、FacebookやTwitterなどのSNS認証を利用すれば、セキュリティ面も安心です。既存のセキュリティレベルが高いシステムを利用することで、セキュリティ面を担保できます。
結果的にユーザー満足度も向上するでしょう。
顧客満足度の向上
APIを利用して開発した結果、開発効率の向上や、開発コストの削減などの効果を得る事ができます。その結果、様々なサービスを安価でユーザーに提供する事ができるようになり、顧客満足度も向上します。
Salesforce APIの11つの種類と特徴を解説!
SalesforceのAPIは11種類あります。
- SOAP API
- REST API
- Bulk API
- Metadata API
- Streaming API
- Apex SOAP API
- Apex REST API
- Chatter API
- Tooling API
- ユーザインターフェース API
- Analytics REST API
一つずつ解説します。
SOAP API
SOAP APIは、Simple Object Access Protocolの略称です。Salesforceが提供するAPIの中でも、標準型のAPIとなります。SOAP APIはマイクロソフト社が考案して開発されたアクセスプロトコルです。
XML言語を利用してメッセージを提供する特徴があり、次のようなリクエストが装備されています。
- WS-Addressing:Webサービスのアドレッシング(演算対象の指定)
- WS-Policy:Webサービスのセキュリティポリシーと相互運用性を標準化
- WS-Security:通信プロトコルの1つでWebサービスのセキュリティ適用手段
- WS-Federation:ユーザIDを保存及び検証から、Webサービスへ連携するプロトコル
- WS-ReliableMessaging:2つのエンドポイント間で相互運用する信頼性の高いメッセージ送信
- WS-Coordination:分散アプリケーションの動作を調整するプロトコル
- WS-AtomicTransaction:相互運用可能な複数処理をまとめたプロトコル
REST API
REST APIは、RESTful APIとも呼ばれるAPIです。
連携処理にURLが対応づかない特徴を持っているので、アプリケーション内部のリソースをURLで示す事ができます。その結果、操作しようとしているリソースを判断する事が可能となっています。
Bulk API
Bulk APIは、SOAP APIやREST APIと違い、非同期で処理できるAPIで、1000件〜100万件単位のレコードを処理する事ができます。Salesforceではデータローダで利用可能です。
Bulk API 2.0からは、次のプログラムが組み込まれるようになりました。
- 2,000件以上のデータセットを非同期でアップロード
- 2,000件以上のデータセットを非同期で照会
- 2,000件以上のデータセットを非同期で削除
Metadata API
Metadata APIはSalesforceのメタデータを記述するためのAPIです。
記述可能なAPIは次の通りです。
- スキーマ
- プロセス
- プレゼンテーション
- 認証
- 全般設定
Streaming API
Streaming APIは、サーバからクライアントPCに向けてデータ更新を通知するためのAPIになります。しかし、通知の保証が確立されているわけではないので、コアデータ以外の連携で使用されるのが一般的です。
通知可能なイベントは、レコードの作成、レコードの更新、レコードの削除、レコードの復元となります。
Apex SOAP API
Apex SOAP APIはApexクラスメソッドで公開されるSOAP APIです。Apex言語はSalesforce内で利用されるプログラミング言語で、Salesforceの拡張に利用されます。GUI以外で開発するときに利用されるAPIです。
Apex REST API
Apex REST APIは、Apexメソッドで公開されるREST APIの拡張機能です。Apex REST APIは、Apexクラス単位による実装となるので、ユーザーやプロファイルを指定した権限セットの作成も可能です。
Chatter API
Chatter APIは、Salesforceのコミュニケーション機能であるChatterへアクセスを実行するAPIのことです。
Chatter APIで連携できるのは次の項目です。
- Chatterフィード
- ユーザ
- グループ
- フォロワー
- ファイル
また、Chatter APIの統合対象は、次のとおりです。
- モバイルアプリケーション
- イントラネットサイト
- サードパーティWebアプリケーション
使用時の注意点として、Chatterを有効化しておく必要があります。
Tooling API
Tooling APIは、Salesforceアプリケーション用のカスタム開発ツールを作成するための開発者向けのAPIです。
ApexCodeの内容を取得して、SOALやRESTでアクセスする事ができます。
ユーザインターフェース API
ユーザインターフェース APIは、カスタムSalesforceアプリケーションのユーザインターフェース作成APIのことです。ユーザーや顧客のSalesforceの操作性を高めるために利用されます。
Analytics REST API
Analytics REST APIは、Salesforceの解析機能とプログラミングを繋ぐAPIのことです。データセットのバージョン管理や、ダッシュボードの作成など分析に必要なことを実行する事ができます。
SalesforceとAPI連携できる代表的なツール
SalesforceとAPI連携できる代表的なツールをご紹介します。
| サービス名 | 概要 |
| Marketo | Adobe社が提供しているMAツールです。Pardotよりも多機能なソリューションがあります。 |
| twillio | Salesforce Service Cloud で chat bot 等を提供する機能はありますが、それらを補完するような導入方法となることが多いサービスです。 |
| Magic Moment Playbook | Salesforce のコア領域である CRM をさらに進化させた仕組みを提供しているSaaSです。 |
| Gainsight | 「カスタマーサクセス」をテーマに活動を続け、現在は同ジャンルで世界トップシェアを誇るサービスです。 |
Salesforceの連携ツールを導入する際の注意点

Salesforceの連携ツールを導入するときの注意点について解説します。気をつけたいのは次の3点です。
- 既存システムの老朽化
- 部門間のツール連携が非効率
- 現場でツール利用が定着化しない
具体的に解説します。
既存システムの老朽化
自社に合わせて過度なカスタマイズを行うと、リプレースできない老朽化されたシステムとなってしまう可能性があります。
自社に合わせてカスタマイズするのではなく、利用するツールに合わせた設計を行いましょう。
部門間のツール連携が非効率
部署ごとに異なるツールを導入しているときに起こりがちな問題です。会社で一気通貫して管理するために、できるだけ同じツールを利用するようにしましょう。
現場でツール利用が定着化しない
Salesforceの連携ツールを導入するときに限った話ではないですが、導入した後に定着化しない可能性もあります。
ツールによっては、カスタマーサクセス部門が丁寧にサポートしてくれるケースもあるので、社内で定着化が進みそうなツールを選ぶようにしましょう。
まとめ:SalesforceのAPIは11種類!適切なAPIを選んでカスタマイズしよう
本記事では、SalesforceのAPIを11種類解説しましたSalesforceで利用できるAPIは次の通りです。
- SOAP API
- REST API
- Bulk API
- Metadata API
- Streaming API
- Apex SOAP API
- Apex REST API
- Chatter API
- Tooling API
- ユーザインターフェース API
- Analytics REST API
もし、Salesforce開発やカスタマイズで課題を抱えているなら、CCT(コアコンセプト・テクノロジー)までご相談ください。CCTは2014年からSalesforceのコンサルティングパートナーとして多くのお客様のSalesforceの導入から活用・定着までをご支援しています。2021年5月にはNavigator Programにおいて製造業のエキスパートに認定され、2022年7月には株式会社セールスフォース・ジャパンの関西パートナー会のなかで、Japan Partner Awards 2022において「Innovation Partner of the Year(関西)」を受賞しています。
システムを”導入”するだけでなく、売上/利益向上・業務効率化といったシステム導入の目的を実現するという目線を常に忘れないようにし、これまでの豊富な導入/開発実績を活かして、導入支援・カスタマイズ開発・他システム連携をご提案いたします。
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